【真澄鏡】 《神人和合の詩》
万物の霊長たる「人」が なぜに獣のごとき振る舞い
神に似せたるその姿 二本足で立つ意味を知れ
働け働け働けと 四つ足動物の如き振る舞い
そんなに走りたいのなら 四本足をくれてやろう
他に先んじて食らいつく 獣の如き大口で
そんなに餓えているのなら 口裂き牙をくれてやろう
頭撫でられ尻尾を振りて 首輪をはめられご満悦
そんなに枷が欲しいなら 繋いでくれよう地の獄に
虎の威を借る狐となりて 首輪のついた鼻高天狗
よほどに狗(いぬ)が愛しいか なれば狛犬となりなされ
万物の 長たる人の 役割は
流れ巡らす 「軸」なるぞ
ゆえに二本の 足で立つ
真ん中に在り 四方を回す
日ノ本の 人こそ霊(ひ)の元 「軸」なるぞ
世界を巡らす 「軸」なるぞ
万物の長 人の長
二本の足の 神姿
葦原(足肚)中津国という
「軸」たるゆえに 日本(二本)なる
真ん中ゆえに 富士(不二)が立つ
葦原世界の 真ん中に
富士に木の花 咲く時は
日ノ本の人が 「軸」となる時
「軸」となれるは 一握り
一握りしか 選ばれぬ
神が選んで いるわけは無し
人自らが 選んだ結実
日ノ本の 「軸」たる覚悟 ありかしや
あらば日ノ本 真ん中の
伊勢の五十鈴の 隠れ神
天照らします 大神の
結び 結ばせ 結ばれよ
結びは救い 救いが結び
神を救わば 結ばれる
神を救うは 神写す
神のお役が 人の役
役を我が身に 写しとる
天地結びの 役結び
神人一致の 役結び
劔の柄の 女神のお役
折れず曲がらぬ 草薙劔
「軸」となれるは 鋼の心
燃やし 槌打ち 鍛えた心
軸の本質 「軸」の型
槌打ち鍛え 磨いて研いで
劔と成るが 「軸」となる
神人一致の 神結び
五霊の女神 五霊の男神
十(むす)びて稜(いつ)の 五柱(いつはしら)
稜の愛(いつのめ)の神の 五柱
一霊四魂の 五柱
天照らします お役の神々
朝 昼 夕 夜 日の巡り
真中で巡らす 市杵嶋姫
伊勢の五十鈴の 隠れ神
日ノ本人の 在り方ぞ
さあ選ばれ 人か獣か
幽界(がいこく)御魂に 堕ちた日ノ本
ケモノの如く 四つ足で
首輪をつけて 枷つけて
グルグル回る 狗回し
エサぶら下げられ ムチ打たれ
走り回りて 吠える狗
おのれの姿を 顧みよ
浄玻璃鏡に 写した姿
鼻づら伸びて 口裂けて
牙をむきたる 四つ足ぞ
万物の長の 威厳無く
角生え羽根の 生えた悪神に
走り回らされ 働く人よ
いつになったら 目覚めるのやら
死んで閻魔の 前に立ち
ようやく自分の 姿に気付く
おのれを見る目が 歪んでおるに
真っすぐ立てる はずもなく
折れて曲がった 劔にもならぬ
柔い御魂で あるからに
二本の足で 立てぬ由
四つ足になる 道理なり
怒りに呑まれ 喜びにこだわり
悲しみに折れて 恐れを宿す
喜怒哀楽に 囚われるゆえ
真中に立てぬ 四つ足となり
グルグル回り 回されて
人が何かも わからぬ有り様
それゆえ神も 獣神(けものがみ)
ケモノのような 神拝み
首輪を「お役」と 勘違い
ゆえにお役は 「厄」となり
禍(わざわい)招く 「厄」となる
二本の足で 立てぬ者
日ノ本の土 踏めぬぞよ
大地の金神 現われば
四つ足御魂 禊がれん
ケモノの足で 神を踏みつけ
大地を荒らした 獣道
荒れの神々 踏みならす時
踏まれて折れて 曲がる魂
大蛇の一部と 成りた魂
蘇民将来 救われぬ
祓いを求むが 救いなり
救われる魂は 残る魂
祓いと共に 祓われる
折れ曲がりたる 魂は
救いの後に 残らぬぞ
万物の 長たる「人」に なりたきや?
それとも気ままな 獣道?
おのれ見る目を歪めたる
心の慾の下心
欠けて谷間となりた穴
埋める心が慾心
しかれども 人は本来無一物
真っ平なる 心の鏡
得たものを 失いたれど 元の零(ゼロ)
谷間が出来るわけは無し
欠けてもおらず 穴も無し
しかれど人は 欠けと見る
それが心の執着ぞ
着ぐるみ剥がれて「欠け」と見る
それが心の執着ぞ
人は本来無一物
丸裸なるが真っ平
着ぐるみ剥がれど欠けは無く
まん丸心 赤心
幸の着ぐるみ剥がされて
喜怒哀楽の情に流さる
幸を取り戻さんとして
喜怒哀楽に囚われる
執着心の慾心
おのれを見る目の曇りなり
二本足で立つ狐 二本足で立つ大蛇
二本足で立つ龍も 「軸」を持ちたり「お役」を持ちたり
神を救いて神上がる道 天神様の細道を上がる
巳削ぎ 身削ぎて 禊ぎたり
己(おのれ)を祓う 改心の道
着ぐるみ剥いで 厄払いして
おのれを鍛える 役の道
六道登る 登山道
すでに六合 天人の道
地天を結ぶ 地祇(くにつがみ)なる
鳥獣草木 虫たちも
六道登る 登山道
人のみ遅れて 獣道
これから修羅の 道の中
折れず曲がらぬ御魂でなければ
抜けれぬ修羅の 荒れの道
ヤマタノオロチの大禍の🌀(渦)は
すべてを呑み込む修羅の道
着ぐるみ剥がれて荒れる修羅
人とケモノの分かれ道なり
ーーーーー
入れ替わり立ち替わり「言霊」を投げてくる神様方・・・・
伊豆能売の五柱の神様方と
豊受の二柱の神様
地祇となる神様
言いたい事が尽きぬようで・・・・
とりあえず区切りを打たせていただきました。
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