サターンリターン




サターンリターンとは30年周期で訪れる『土星回帰』と呼ばれるもの。

今年、令和7年は大きな節目となるサターンリターンなのだろう。



阪神・淡路大震災から30年

地下鉄サリン事件から30年


30年周期で土星が「日常」という「基盤」に亀裂を入れ、終わるものを終わらせてゆく。




「阪神・淡路大震災」から30年を迎えた兵庫県は、「地下鉄サリン事件」を起こした「オウム真理教」的被害を受けている。

オウム真理教という「カルト」が沸き立ち、地下鉄サリン事件を引き起こしたように、兵庫県には「カルト」が沸き立ち『県政』を揺るがせ続けている。



そして、オウム真理教から30年目で「旧統一教会」が解散命令を受けた。

だがそれは「外形的なもの」が無くなっただけであって、根っこにある「カルト」は『人の心の中』に存在するものであり、外側からはどうしようもない。


現に、未だに『尊師』の遺影を抱き続ける元オウム真理教信者がいるわけであり、それらが新たな組織体として固まることは阻止できない。

かつてのサリン事件のようなことを起こさず、真に宗教的なことを行うだけならいいのであろうが、かつてそうであったように「そのようには治まらない」という根っこを持っている。




まだ探偵をしていた20代のころ、ある「家出人捜索」をしたことがあった。

10代後半のまだ少年が「家出」をしたということでの捜索であるが、依頼者曰く「オウム真理教」という団体に傾倒していた・・・ということであった。

捜索した結果、案の定教団の某施設で暮らしていた彼を見つけた。


その後、依頼者である両親と彼は話し合いをしたが、当然、家に戻ることは無い。

いかに説得しようとも無理である。


まず「家出」をするような環境を醸成していた両親の問題を解決しないまま、当人が戻ることは無い。

オウム真理教というのは「居場所を無くした彼が得た別の居場所」なのであり、「家」という場所に「居場所」が無くなってしまった彼にとって、オウム真理教のほうが居心地がいいわけである。

オウム自体がどのような組織か?

ということよりも「居心地」が最優先なのである。


たとえ「サリン」を製造しようが、それを「撒く」という行為を行おうが、そこに「居場所」を求めて「安堵」した者にとっては、「居場所」を守るという防衛本能で行動する。

人とはそういうものである。




おそらく彼のような子らは自分の環境の中で何らかの形で何らかのものを「奪われてきた」子らなのだろう。

尊厳を奪われ、価値観を奪われ、夢を奪われ、日々心を削られていたのかもしれない。


そんな「同じ境遇」の人々が自然と吸い寄せられるように集まり「カルト」というものが派生する。



恐らく「優しい両親」という環境の中で育った人には想像もつかない事だろう。

何であんなところに・・・・

何であんなことをしてしまうんだろう・・・・・

と思うことだろう。




社会の「闇」を知らずに生きてこれたということは幸運なことであり、だがそれは同時に「闇」を他所に押し付けて来たから得られた・・・・というものでもある。

「誰かが引き受けてくれていた」から「自分は受けなくて済んだ」などとは想像もしないだろう。


そんな「想像もしない」社会の根底にある「歪み(ひずみ)」が30年周期で湧きだすのが『サターンリターン』というものだろう。



今、兵庫県で起こっているのはそういった「社会の歪み」の具現化であり地盤沈下である。


社会に居場所を無くした人々、心の安寧場所を無くした人々が、吸い寄せられるように集約され「カルト」となった兵庫県である。


居場所を無くした人々の「神輿」となって「担がれるまま」右に左に進み始めた「オウム真理教」は、もはや『尊師』の意向というもの以上に「組織の意思」が物事を動かし始める。

大蛇となった蛇の頭は「身体」を養うための存在。

それはつまり「カルト組織」として具現化された『蛇』の姿である。


兵庫県も同じ。

斉藤知事という「頭」を担いだ「胴体」が「カルト」という「蛇化」して蜷局を巻いているのである。

それは「集約された人々」の「念」で形作られている。

彼らは「胴体を離れれば居場所を失う」と『思っている』人々である。

その思いが集合体となったわけであるから、その思い無くして集合体ではあり得なくなる。

だから執着する。

かつて「サリンを製造し撒いた」人たちのように、どこまでも「執着」するしかない。




今話題になっているのは「SNS」というものの在り方であろう。

「SNS」は今や「下水道」とおんなじ様相を呈している。

その下水道の行く先は「下水溝」

「兵庫県政」という問題が「渦の中心」となって、様々な汚物を引き寄せているわけである。


その汚き汚物は人の「心の中」にあるもの・・・

それを「吐き出す」場所が「SNS」であり、「吐き出していい場所」としての「兵庫県政問題」となっている。



鳴門の渦潮は『下水溝』

社会の『膿』が最終的に集約され流される場所

だから鳴門の渦が日本中に広がるのである。



汚物を集約させ最終的に浄化する・・・・

それが『サターンリターン』の役割なのだろう。



阪神・淡路大震災のように徹底的に「破壊」され・・・

時間をかけながら復興してゆくように、時間をかけながら「浄化」されてゆくだろう。



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 お知らせ 


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 まだ未完成の部分もありますが、どうぞよろしくお願いいたします。 





私自身もちょうどサターンリターンの時期でした。 ようやく様々な試練を超えて「再生」へと向かいます。



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