『薄氷』 ~木花咲耶の焔の御言 《淺田友神帳》





夢幻に現る御言の教示は 優しく容赦ない焔

凍てついた思考の氷を溶かす「愛の焔」

春を告げ花を咲かせる命の本流

けっして留まることを許さない

木花咲耶の焔の御言


御言 尊し 命する流れ

それが自然の摂理であるから





薄氷ーーー


泡のような薄い薄い「薄氷」の上に人は立っている

ただただ泡を膨らませ 人より上に立っているだけ

思考を凍らせているだけの 薄氷の上に立っている

それが溶けるのを恐れて 薄氷が割れてしまうのを恐れて

思考を止めた「常識」と言う名の泡の「薄氷」



誰も大地の上に立っていない

いつ壊れるともしれぬ薄氷の上に

恐る恐る立ちながら

止めた思考を「同じ」にしようと

思考を止め合い安堵する



薄氷の上に立っているから根が張れず

凍らせ止めた思考の薄氷に

自らの足を凍てつかせ

転ばぬようにしているだけの

泡の如き世界の在り様



考えを固めねば立てぬ足は

やがて薄氷が割れて底が抜け

落ちてしまうということを

知っているからやめられない

だから「同じ」を求め「同意」を求め

自分に言い聞かせるように

他人にも言い聞かせようとする



せっかく膨らませた泡を

せっかく凍らせた泡を

割れないように恐れながら

考えを固めゆく

同じに染まりゆく



恐れの裏側にある安心は

常に恐れの闇を抱え

だから病み 灰汁を生む

だがそれも凍らせて

無かったことにするように

闇へと隠し

闇をも凍らせる



思考の薄氷を生み続ける人々

泡のように生み出し続けて凍らせ行く

薄い泡の氷の大地を重ね行くように

何度も同意を重ね行く



思考を止めて固めて

やがて自らも凍らせて

泡が割れて自分が落ちないために

自分を凍らせ行く人々



凍てついた葦のような人々

いつになったら流れに乗れるのか

世界は 時は流れているのに

いつまで凍らせているのだろうか・・・・





癒奏術・響庵

心と身体と魂を癒す・・・それが「癒奏術」 肉体から霊体へ、霊体から神体へと手が届く唯一の施術です

0コメント

  • 1000 / 1000