『実(じつ)の道』 ~実(じつ)なき言葉は空蝉の如し
実(じつ)なき言葉は空蝉の如し
むなしく響き 消えゆくだけで
何も残らず 何も支えず 何も救えぬ 虚ろな虚像
惑わすだけの 実無き言葉
虚言で終わる 言葉の数々
実とは現実 示現した言葉
空の虚像を実像に結ぶ
心・口・意 が一致して
思いを言葉に事実を現わす
言を事へと結んで現わし
結果を結実させゆく道
曖昧模糊(あいまいもこ)な言葉の数々
おのれの心が求むるは
おのれ自身を曖昧模糊に
しているからに他ならぬ
曖昧さ故に優柔不断
選択出来ず 決断出来ぬ
決められないのは決めたくないから
決めたその先の責任逃れ
一歩一歩の足場を刻む
刻んだ足跡が 道となる
選び 踏みしめ 足場を固め
次の一歩を踏み出す足は
後から続く人々を 導く標(しるべ)となる道ぞ
実の道 踏みしめ登る 富士の山
実の道が軸となる 天地陰陽調和の世
曖昧模糊の情けの水は 流れ消えゆく運命なり
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