『中行く道(中道)』 《神人和合の詩》
中道は 常に真中を 行く道ぞ
怒り湧きては真ん中探し
喜び咲いて真ん中探し
悲しみ押し寄せ真ん中探し
恐れに流され真ん中探し
いつになったら「真ん中」に
確と治まり落ち着くのやら
喜怒哀楽のたびに動いて
真ん中に立てるわけもなし
怒り湧きては怒りの真ん中
喜び咲きては喜びの真中
悲しみ押し寄せては悲しみの
恐れに流されてはその真ん中
真ん中探して東西南北
東の真ん中 南の真ん中
西の真ん中 北の真ん中
いくら真ん中探しても
東は東 西は西
南は南 北は北
中行く道の真ん中は
喜怒哀楽の真ん中ぞ
東西南北 どこにも寄らぬ
巡る季節の真ん中ぞ
春夏秋冬 真ん中から観る
春夏秋冬 真中で味わう
真中に還る 土用の日
巡る季節に呑まれぬ大地
春に留まられぬように
怒りに留まること出来ぬ
されど怒りに錨を降ろすは
春夏秋冬 春に焦がれる
中行く道は 巡りの円環
その真ん中の大地の柱
立体世界の中道さえも
真中に立てぬというのに
立立体の世界の真ん中
現霊世界の真ん中の道
現実世界の巡りの如く
霊幽世界の巡りの真ん中
現実世界の真ん中と
霊幽世界の真ん中を
ブレなく整え一致する
区別あれども差別なき道
人も霊も差別なき道
されど区別は必要ぞ
同じに非ず 別に非ず
中行く道の要なり
立立体が整うたなら
立立立体世界の道へ
現実世界と霊幽世界
さらに上なる神世界
神の世界の真ん中は
永遠の真ん中 刹那の真ん中
始め有りて 初め無く
終わり有りて 仕舞(おわり)無し
初めと終わりの真ん中の道
始めと仕舞の真ん中の道
初めと終わりの円環の道
始めと仕舞で螺旋の道
螺旋に続く円環の道
その真ん中に 中行く道あり
さらに螺旋は伸び続け
螺旋の螺旋が生まれ行く
螺旋の螺旋の真ん中は
霊幽世界の真ん中の道
何処にでも有り何処にも無い
有りて無けれど 無くて有る
その真ん中の幽か(かすか)な世界
有ると無いの真ん中の空(くう)
有無の真ん中 中有(ちゅうう)の世界
陰陽の真中 中陰の世界
螺旋の螺旋は伸びてゆき
螺旋の螺旋の螺旋が生まれる
螺旋の螺旋の螺旋の真ん中
神霊現のど真ん中
有ると無いの真ん中の
幽かな色が膨れ重なり
色濃き現世が生まれ成る
上下左右の真ん中の道
巡る円環の真ん中に
中行く道が真っすぐ通る
神霊現の真ん中は
人の真ん中 神の真ん中
真ん中は 常に巡りを 見守る真ん中
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