競争社会の終焉と、競争することをやめられない人々
例えば、三人の人が居て
「どの道でどの方向へ向かうか?」
といった時
Aという人が「山を越えて向かおう」と言い
Bという人が「いや海を渡っていこう」と言い
その中のまとめ役のようなCという人が
「じゃあ今回は山を越えていこう」
と言い、三人は「山越え」を選択することとなる。
次に
山を越えて目的地へ着き、さて今度はどの道でどの方向へ向かうか?」
となった時、Cは再びAの「山越え」を選択し、再びBはしぶしぶ山越えで向かうことになる。
Aは山を進むのが得意であり、Bは海を渡るのが得意である。
*書きながら海幸山幸の話を思い出した。
それは置いておいて・・・・
再び三人で山越えをしてゆくことになる。
そして再び目的地に到着し、さて今度はどの道を通ってどこへ向かうか?
という時、Cが再びAが得意な「山越え」を採用する。
そして、今度こそBは本気で怒りだすことになる。
何の話かと言うと「道」の話であり、これを例えば政治というものに例えられるわけである。
例えば、国家が「これからはこのような方針でこういう未来を目指して進んでいこう」と決めた時、その「方針」が『道』であり、それが「山越え」であるのか「海を渡る」のであるのかという「方向性」の違いがあるわけである。
その国が決定した「方針」に沿って「教育」が為され、その教育に『合致』した性質の者が「方針」に沿った人材ということで、だから「優秀」とされるわけである。
「山越え」が方針なら「山歩き」が得意な者が「優秀」とされる世界観となり、「海を渡る」のが得意であるが山歩きはそうでもない人は「並み」や「それ以下」とされる世界観の中で、一緒に歩き続けなければならないわけである。
そして、とりあえずの「目標値(目的地)」までたどり着いて、再び「どの道でどの方向へ向かうか?」という時、再び「山越え」の「方針」を継続し、山歩きが得意な者が「優秀」とされ、海を渡るのが得意な者は「劣等」とされる世界観の時間を継続させられることとなるわけである。
山歩きを続けている時間が長くなれば、時間の経過とともに「山歩き」が世界の常識と変わり、優性、劣性は時間と共に『固着』されてゆく。
すると今度はそれが「差別意識」となり、海を渡るのが得意な人々を山歩きが得意な人々は見下し始めるのが常態となってゆく。
そして時間の経過とともに再び「目標値(目的地)」に到着した一行の中の二人は、今度は何も考えずに「山越えする」のが当たり前のように進もうとするわけである。
そして海を渡るのが得意な者に対して「おまえ要らないな」などと思い始め、言い始めるわけである。
そして再び「目標値(目的地)」に着くと、今度は「山」が無いところに出くわした。
目の前に広がる膨大な海・・・・
そこを渡るしかない。
ちょうど今という時がその時なわけである。
海を渡り始めたら、山を歩くのが得意な者たちは「役立たず」となる。
海を渡る船を悠々と操舵するCを見つめながら・・・
そして、「役立たず」となって初めて、今までの自分を振り返ることになる。
自分が言い放ってきた傲慢な言葉の数々が、思い出すたびに今の自分に突き刺さってゆく。
AIの出現によって真っ先にそれを思ったIT関連の仕事をしていた者たち・・・・
AIの出現は自分たちが得意とする「山歩き」を『不要』にさせてしまった。
ケーブルカーがひかれたようなものなのだ。
それでも「競争原理」という『今までの方針』に囚われた人々は、ケーブルカーの「乗り換えの徒歩圏内」という『狭い場所』で相変わらず「競争」を始め、だがその虚しさに気付き始めたところである。
だから今、「山歩き以外」の「自分の居場所」を探し始めている・・・・
というわけである。
自分の「思い」がブーメランとなって返ってきて心を傷つけることを反省しながら・・・・
これからそういう人がどんどん出てくる。
世界が「当たり前」と思っていたことが、単なる「立ち位置による世界観」であったことを知ってゆくことになる。
そして「反対側の世界観」を経験してゆくこととなる。
実際そのような人々が出てきている現状です。
自分がそうなって初めて
「あぁ、福祉ってこんな時助かるためにあったのか・・・」
とか
「あぁ、生活保護って助かるなぁ、大事だなぁ・・・」
とか
そんなことを言っているわけです。
今まで見下してきたものたちに自分が「救われて」初めて改心するという状況が今刻々と始まって進んでいるわけです。
まぁ、海幸山幸の話がよく理解できるわけです。
こんなたとえ話を思いついたのも、最近、やたらと竜宮に呼ばれているからかもしれません。
天地がひっくり返ることに対して
『悪いな』
というような空気を醸し出していたから
「やむを得ない」
と「赦し」を送ってさしあげています。
そんな竜宮には、豊玉さんがいつもいますから・・・
感化されたかな?
0コメント