人とケモノを立て分ける　厠（かわや）の女神の大祓い

何処なりと　糞尿垂れる　ケモノのように

言葉の糞尿垂れる人々

世界は糞尿まみれの穢れに

埋め尽くされて　あな臭し

厠の女神のお出ましは　糞尿まみれの便所掃除

人とケモノを立て分けて　人の世界の便所掃除

糞尿垂れ流すケモノは　人の世界に「在らじ」もの

心の中の腐れた灰汁を　何処なりと垂れ流すケモノ人

ケモノに堕ち行くことなかれ　人と生まれたからにはな

人と成り成りなせ心の中の　便所掃除を怠るなかれ

生きているなら灰汁が湧く　灰汁を流すが心の厠

灰汁抱きたれば肥しとなりて　花を咲かせる土と成る

厠の女神の大祓い　ワタツミ神と共に浄める

心の中の便所掃除　悪を抱きて善へと還す

上津綿津見　速秋津姫

中津綿津見　息吹戸主

底津綿津見　速佐須良姫

灰汁を肥しに死（まかる）返して　生命育む大地へ還す

痛みも恐れも悲しみも　大樹を育てる肥しとならん

灰汁に蓋して顧（かえり）みざれば　その「間」に悪が「魔」とならん

腐りた灰汁の糞尿垂らす　ケモノとなりて魔言を垂らす

肚の中に溜まりに溜まった　糞尿垂れ流し行く人々

心の厠の扉閉ざして　心の中に厠無く

何処なりと　糞尿垂らす　ケモノなり

便所掃除が出来ぬなら　ケモノと成りたる御魂の霊（ひ）

大樹育てる大地無く　根を張る大樹と成れぬ人

蔦草となりて絡みつき　糞尿垂れるケモノ草

根を張ることをあきらめた　根無し草となり地を這う運命

厠の女神の大祓い　人とケモノを立て分ける

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太陽が水瓶座に入り　同じく水瓶座に滞在している冥王星を照らしている

今だから出来る　心の奥底に澱（おり）となって溜まった「灰汁」の「掃除洗濯」

祓いて禊ぎするときである