『白山道のアマテラス』~合わせ鏡で岩戸を開く
中途半端の「中の道」
中行く道と嘯きて
「芯」を立てれぬ「腑抜け肚」
白黒つけぬ灰色ネズミ
真中の芯は白と黒
どちらも現わす陰陽道
善なる時と悪の時
昼夜の如き自然の理
夜明けを告げる明王は
大日如来と成り鳴りて
夕暮れ迫り地蔵尊
夜空に浮かぶ金色の夜叉
生贄という生き宮の
四魂を巡る大黒柱
那岐那美神が出会う時
大禍時と黎明の時
我を差し出す神人は
白黒付ける芯の道
昼には昼の夜には夜の
明かりを照らす白山道
九と九を十(むす)ぶ 九十九道
天地を結ぶ 九十九道
善悪昼夜を結ぶ道
那岐那美神を結ぶ道
白山道の九九理姫
岩戸の中の結び神
天照らします大神は
岩戸の中の九十九神
火と水を結ぶ 九十九神
霊と身を結ぶ 九十九神
神(しん)人(しん)結ぶ 心(しん)の中
智引きの言答(岩戸) 押し開く
玉依姫が生き宮を
禊ぎて贄と捧げたる
智の言霊の丹塗り矢が
言答(岩戸)開きて神宿す
日の口(言)の矢が丹塗り矢ぞ
日の出の神の言霊ぞ
禊ぎて我を生贄の
生き宮として捧げたり
九(言)と九(言)を結ぶが言十(岩戸)なり
九(言)十(と)九(言)を結びて九九(ここ)に十(むす)ばれ
言答(岩戸)開かれ九十(事)へと結ぶ
結んで開く白山道
問わねば答えは返らぬぞ
問いとは禊ぎて我贄と為し
捧げて立てたる生き宮の誓い
大黒柱の芯立てる
立てたる柱が神に届かば
神から宮へ答えが返る
丹塗り矢となる智の魂
宿りて生まるる白山道
玉依姫の御子神と
聖母マリヤのキリストは
合わせ鏡の内と外
結びの十字と十字架ぞ
十字架は 磔(はりつけ)ならぬ 桀(はりつけ)ぞ
桀(はりつけ)は 優れたものの 止まり木ぞ
十字架は 十(結)びた神の 止まり木ぞ
桀(はりつけ)に 石を付したるイシヤの意
磔(はりつけ)となり 罪人となる
国常立の大神の
型を出したるイエスキリスト
罪を背負いて彷徨うスサノオ
十字架背負いて彷徨うキリスト
玉依姫とマリアのように
合わせ鏡の内と外
白山道のアマテラス
十(むす)びの言答(岩戸)押し開き
九九理の道を説き明かし
世界を一つ神で照らす
一つ神は弥栄神
一柱 三柱 五柱 十柱
五十 八十 八百万と広がりて
全てを包む 一つ神
真ん中は すべてに宿り すべてを包む
問うて答えが返るが言答(岩戸)
問われて答えるのも言答(岩戸)
言答(こと)言答(こと)結ぶが言答(岩戸)の結び
結んで開くが言答(岩戸)開きなり
仲を取り持つ九九理姫
岩戸の中のアマテラス
言答(岩戸)開くは人の役
自分の岩戸は自分で開け
守護神たちは岩戸を叩けど
気付かぬ人に難儀して
慌てられても仕方なし
我が身に芯が抜けてるからぞ
白黒付けれぬ腑抜け肚
中行く道と嘯いて
事勿(ことなかれ)ればかりしおるから
慌てふためくこととなる
禊ぎをさせる守護神が
禊ぎが出来ておらぬゆえ
肚に湧きたるあれこれに
憑きもの憑きてせんも無し
惟神 霊幸栄え坐せ 祝り祷りて
禊ぎて肚の五目の掃除
肚に据えたる惟神
神を宿して守護となれ
中行く道は 真ん中の道
白黒つける芯の道
肚を括り(九九理)て白山道
九九理は結び 開く道
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