『ゴキブリ』という強烈な【邪気】を放つもの
虫一匹に「邪気」など・・・・
と普通は思うでしょう。
しかし「一寸の虫にも五分の魂」というように、「魂」という「玉」があれば「思い」の「念」は発生する。
「思い」の「波長」というものがあり、それが「色」のようなものを持つ。
ぞの「玉」が発する波長が「ゴキブリ」は独特なのだ。
昔から「ゴキブリ」だけはどうしても嫌いで嫌いで、見るのも想像するのも嫌なほどであり、だからこうして「書いている」今も嫌で嫌で仕方がない。
部屋の中にゴキブリがいると、けっして姿は見えなくとも強烈な「邪気」を感知する。
異常に掃除したくなり、汚れを落としたくなり、それ以上に「大祓いせねば」とまでなる。
発見する前からその有り様である。
そして、数分後には「侵入箇所」付近で必ず発見する。
部屋の中に「侵入」した途端に察知する。
最初は「ゴキブリ」だとは思わない。
ただ、異常なほど強い「邪気」を感じる。
最初に疑うのは「生霊」であるが、アンテナを張ると「生霊」は確認できない。
通りすがりの人が・・・・と思ったが、ここは5階である。
こちらを狙って意識していなければ、それほどの強烈な「念」とはならない。
だが「邪気」は消えない。
そこで「祓いをしなければ」と思う。
だがその前に「掃除」を始めている。
「何かを綺麗にしよう」という意識が強烈に湧き出るからだ。
そうすると、今まで息をひそめて隠れていた「それ」が「コソコソ」と出てくる。
その「出てくる」ところを先に「無意識」で「凝視」しているからすぐに発見される。
そして、そっと「退治スプレー」を手に取り、出鼻をくじくように「シュー」と浴びせかける。
必ず反対方向へ向かうので、すぐに反対側からも「シュー」
そして再び反対からも「シュー」
入ってきた場所から1ミリでも奥に通さない。
嫌でなら出て行け・・・と言わんばかりの攻撃をする。
けっして部屋の奥には行かせない。
大概は出ていく。
出ていくが、生きられるかはわからない。
殺生をするのははばかられるが、あれだけはどうしようもない。
それほど強烈な「邪気」を放っているのである。
今日も、無意識にお風呂を掃除していた。
掃除・・・というより「ハイター」しまくっていた・・・という感じである。
風呂場が妙に「穢れている」感覚である。
そして、何度か「ハイター」「カビキラー」を繰り返して、ようやくシャワーを浴びる。
頭を洗いながら「なんだこの邪気は!まだ浄め足りなかったか?」と思う。
ピリピリとした「邪気」がまとわりつく。
そしてどんどんそれが強烈になってくる。
目を閉じ洗髪しながら「香を焚いて祓いをせねば」と・・・
そして頭の泡をシャワーで流すと・・・・
奴が飛んでこっちに向かってきた。
「!!」
掃除してた時は全く見なかったが、浴槽の下部にでも潜んでいたか・・・
おそらく洗髪しているときにのこのこと姿を現したのだろう。
それで「邪気」の強烈度が跳ねあがった。
飛んで向かってきた「奴」は、そしてこともあろうに「足」にとまった。
その瞬間シャワーをかけて追い払うと、浴槽の下部へ逃げた。
一瞬「殺意」が湧く。
先ほど使ってから近くにあった「カビキラー」で追い込みをかける。
と同時にあちこちカビキラーを撒きまくった。
もはや「入ってきたところから出ていくしかない」状況に追い込んで、浴室の扉を閉めた。
先へ進むのをあきらめて、命からがら出ていくだろう。
たとえ「小さなゴキブリ」であっても、同じように独特の「邪気」がある。
コガネムシと何が違うのか?とも思う。
まぁコガネムシはゴキブリのように「コソコソ」とは出来ない、というよりしない。
そういう違いなのかもしれない。
きっと、「五分の魂」に「なにがしか」が寄り憑いているのかもしれない。
地獄から這い上がってきたようななにがしかが、「人」の生活圏へと向かう「乗り物」として来ているのかもしれない。
さしたる意図はなく、ただ「思い」の凝った「念」だけのそれは、人の昇華されない「思い」が集積して積みあがる「下水」から、ゴキブリに乗って這い上がって来ているのかもしれない。
それほどに強烈な「邪気」を、ちっぽけな虫が放っているのである。
だから昔から「嫌悪感」をもっているわけである。
ちなみに、私にはこのようなものに見えているわけである。
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